良い果樹を育てるには広い大地にのびのびと根を張らせるのが良い、
そうに決まっている、と思い込んでいました。
ですが、ふと小さなギモンが浮かび…。
広い土地に撒かれた肥料、果樹はどれだけちゃんと吸収できているのかな?
雨の量に影響される肥料の効果、一定に保つことはできないのかな?
そんな疑問を解決してくれたのが根域制限栽培です。
文字通り根っこの広がる範囲を制限する栽培方法!
それに加えて、ぶどう 1 粒に対する肥料の適量を管理したり、
ぶどうを美味しくする光合成に必要な葉っぱの数を細かく調整しています。
また難しい土壌水分の管理は、水分計を使って自動灌水装置で行います。
ですから、収穫前の仕上げに灌水量を人工的に減らして、ぶどうの甘さを最大限に引き出す事ができます。
根域を制限した環境で、必要な水と肥料をきっちり吸収し、十分な光合成で美味しく育つぶどう。
根域制限栽培だから、天候に左右されることが少なく、
毎年ほぼ同等の品質で収穫することができます。
この栽培方法を始めたのは、ある農家さんでいただいた根域制限栽培のぶどうがあまりにも美味しくて、
「これは凄い栽培方法だ!」と衝撃を受ける経験をしたからです。
どうぞ、まずは味わって確かめてみてください。根域制限栽培で育ったぶどうは味が違います。
トイ葡萄ガーデンは我が家の愛犬
ボルゾイの名前“トイ”♂からきています。トイの葡萄のお庭、トイ葡萄ガーデンです。
…ということで自動的に園長に就任。園内を散歩しながら見回っています。